母になる〜海〜わたしははだかんぼう〜



そろそろご報告しても良いかなと思い、ブログに書くことにしました。

直接お会いした方々にはお伝えしてましたが、

どうやら、
やってきてくれたようです。

新しい、いのち。

まめみたいだったので、そのまま、
呼び名がまめちゃんになってしまった。

最初の検診で、
トクトクトクトク、
まだ全身が心臓みたいな身体で、
一生懸命生きていて、
涙が溢れた。

ありがとう。
これからがんばろうね。
どうぞよろしくね。

地球には、7月に顔を出すかな。

予定日は七夕です。


ヨーロッパツアーから帰ってきた去年の8月から、
寒くてできなくなるギリギリ12月まで、
空いた時間があったら、20キロのスーツケースをひいて
東京行脚(路上演奏)に出かけてて、
Lupe∝の作品づくりもやり始めてて、
半分勢いで、ソロのレコーディングしようって思って3曲だけレコーディングして。って。
夢中になってた。
とにかくやりたいことやり尽くそう。
祈りの気持ちで涙が溢れて溢れてとまらないぐらい、唄おう。
唄そのものになろう。
なんだか清々しかった。

こんなことは普段は言わないけど、
魂が震えてた。


そう、わたしは魂を震わせて人や未来に命をつないでゆきたいんだ。
歌を通して世界と対話したいんだ。
家族や家族のような人を幸せにしたいんだ。

でもほんとは、歌うことでじゃなくてもいい。

なんでもいいんだよ。

全部でだよ。

歌にしがみつかなくても、大丈夫だよ。



それがね、やっと地底の底からわかった気がして、
とても大きな気持ちと安心がやってきた。


そしたらますます歌いたくなって。


きっと、それまでまっててくれたんだね。


これからも、ずっとこういう風に魂が震えて、
揺らぎながら成長してゆくんだと思う。


歌うかあちゃんね、なかなか面白いと、思うんだ!


きっとまめちゃんが出てきたら、
全然違う世界が待ってる気がして。


その前に残しておけるものがあるかもしれないと思って、


また夢中になってる今の私です。


でも身体はいちばんに。


私にとっての故郷の幕張の海、そして色んな海を想って作った曲です。

Lupe∝というグループで歌い続けています。
真由ちゃんのピアノが本当に本当に素晴らしい曲です。

2011年、授かったウクレレを我が子のように曲を作って、

それを本当に豊かにしてくれた最初の人が、Lupe∝で一緒に活動してるきみやくん でした。
音楽に救われてゆくのを感じた。

私は歌おうって思った。
明るかったり、パワフルに思ってもらえる今の私ですが、
そう在れる前に本当に自分に正直に祈りを込めて翼を広げていられた音楽がLupe∝です。

あまりたくさん一緒にいるわけじゃないけど、今はライブ以外に、山梨のグループホームで利用者さんと親御さんたち一緒に音を響かせる時間を過ごしていたりもします。

素朴なのに本当にクリエイティブで、繊細なのに熱くて、深いのに子供のような愛おしい人たち。

そして素晴らしい音楽家。

去年の4月から1年がかりでやっと、レコーディングして、作品を世に出せそうです。
Lupe∝の曲には、私が10代の時に作った曲もあって。
期は熟した、というのかな。
きっとここから進んだら、また新たな世界が待っている気がして。
その直感は正しかったかもしれない。

4/28(日)に発売記念コンサートを予定しています。

手描きの歌詞がジャケットのどこかに登場します。
デザインも、すごく面白いものにしてもらえそう。
駒場拓也さんが、たくさんのきらめきを提示してくれています。

楽しみにしてくださってる方にお届けできるのが本当に楽しみです。

ジャケットデザインちらり。




そしてね、

実は、、
もう1枚CDが出ます。

タイトルは「わたしははだかんぼう」にしました。

この曲は、CDにするつもりは無くて、映像を作ろうって思ってレコーディングした曲でした。

こんなことってあるんだなあ。

東京行脚中の縁が巡って、MIDIレコードというレーベルの人からお誘いをもらいました。
矢野顕子さんや、ハンバートハンバートなどたくさんのアーティストが巣立っていった歴史ある音楽レーベルです。
12月ぐらいに急に決まって、社長さんともお話しして、
そこから、
わたしの今できるすべてを詰め込みました。
喜びや、儚さや、小さくてかよわいもの、死、境界、言葉にはすることのできないような一瞬の出来事、も、音楽にしかできないことがあると信じて、
色んな景色を歌にしました。新しい曲がいっぱいです。
一作目もお世話になった、うっちーさんこと内田音響研究所で。
ゲストに、ベース水谷浩章さんをお迎えしました。
本当に素晴らしい演奏をしてくださって。レコーディングで泣いてしまった。
家宝にします。

わたしははだかんぼうをレコーディングした11月は、まめちゃんの存在にまったく気づいていなかったけれど、なんだかこの子が、「はだかんぼうの私」をどばっと連れてきてくれたのかもしれないって思っています。


最後に紹介するこの絵は、画家の田中麻記子さんが、わたしははだかんぼう を、
聴いて描いてくれた絵です。
この曲がうまれたとき、麻記子さんの絵がすごく浮かんできて、身体が熱くなって、連絡して。

そしたらものの数十分でこの絵のメールが送られてきた。
実は2枚描いてくれて、これはそのうちの1枚。
もう1枚はまだ秘密にしておきます。

嬉しくて、熱くて。


全然違う2枚のCDだけど、全部繋がっている2枚でもある。

ぜひ聴いてほしいです。もっと詳しい告知も追ってします。



そして、きっとこれからもっともっと色んな歌が飛び出す。

シェアの仕方も、もっとクリエイトしたい。




ひとまずね、
元気に産まれてくることを最優先に。

気持ちよく生きます。

ご報告でした。

これからも、どうぞよろしくお願いします。